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「学ぼう!!語ろう!!アフリカの障害者の自立生活 JICAアフリカ障害者研修2018」に参加して

2018年07月30日 国際協力/海外活動

DPI日本会議に実習へ来ていた、東海大学4年の髙橋房枝さんが、JICAアフリカ研修を聴講した感想を書いてくれたので、掲載します。


まず初めに、このたび研修聴講の機会をくださったDPI日本会議の皆さま、JICAの皆さまに心より感謝申し上げます。一介の学生にすぎない私をこのような機会に誘っていただいたこととてもうれしく思います。

研修の参加当初は、文化の違いや国の発展の違いに驚きました。参加者のうち2名が車いすを使い、ほかの方は松葉杖の様なものを使っていました。借りた車いすにも最初はなれないようで、使うことに抵抗があったのではないかと思いました。私は毎日のように車いすを使っている人を見ているので、車いすを使える環境を当たり前だと思っていたし、何の疑問も持っていませんでした。ですが、車いすを使うには道の舗装やバリアフリーの必要性を改めて身近に感じることができたと思います。そして、介助者についても、介助者を付けている方が1名で、参加者全員とはいかずとも介助者が必要なのではないかと思われる方もいたので、介助者サービスに対する考え方も違うのだと思っていました。ですが、話を聞いてみると、必要けれど付けられない理由があるようで、制度の事であったり、時間にたいして厳しくない文化であったりと様々でした。当事者が必要なサービスを国が提供できていないという現状は、差はあれど日本と共通する部分であり、アフリカの当事者の方たちが1番求めていることなのではないかと討議をする姿を見ながら感じたことです。

また、日本の制度や当事者運動をどのように展開してきたのか、本人から講義を受けることができて大学の講義や書籍では学べない事を、研修に参加することによって学ぶことができました。私は支援者となるうえでまたとない機会に恵まれたと思っています。

アフリカ日本セミナー(カントリーレポート)での集合写真、左から6番目が高橋さん
<アフリカ日本セミナー(カントリーレポート)での集合写真、左から6番目が高橋さん>

八王子では、自立生活を送っている当事者の方の自宅を見学することができました。初めて障害者の自立生活の場にお邪魔して、具体的なものを見せてもらうことによって自立生活のイメージをつかむことができました。24時間の介護サービスを誰でも地域差なく利用することができれば、重度障害を持っていても地域で生活ができるのだと思い知らされました。直接、地域生活を送っている姿を目にできたのは私とって自分の価値観や考え方を変えてくれたと考えています。また目指すべき支援のあり方が見えたとも思っています。

研修期間を通して私は、普段関わる事のなかった国の人と、たどたどしくではあるが交流することができました。同じ研修を行ってきた身として思うのは、日本で展開してきた自立生活運動から学んだことを、彼らがアフリカで自国流にアレンジをして活動していくことを応援したいということです。また、どういう結果を生んでいくのかを見てみたいと思います。彼ら彼女らの可能性、私の可能性、日本の障害当事者の可能性について考える機会をくれた出会いでした。

東海大学健康科学部社会福祉学科 4年 髙橋房枝

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