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障害者差別解消法改正に向けたタウンミーティングin札幌を終えて

2019年11月05日 地域生活権利擁護

去る10月14日(月・祝日)、札幌の北海道立道民活動センター(かでる27)において、公益財団法人倶進会からの助成を受けてDPI北海道ブロック会議とDPI日本会議の共催で「障害者差別解消法改正に向けたタウンミーティングin札幌」を開催しました。

障害者差別解消法の改正に関する会合はこれまで全国数か所で行われており、多くの反応も得ているもので札幌でも注目される集会となりました。

会場の様子。50名ほどが参加しました 真剣な表情で講演を聴く参加者の皆さん

法施行3年を過ぎても未だに改正されていない障害者差別解消法の課題となっている部分、新たに出てきた問題などを障害者当事者の目線から考えて改正内容に反映していこうという取り組みの一環です。

当然ながら札幌での開催は「合理的配慮」として会場には、手話通訳者とパソコンによる要約筆記者を配置し、すべての配布資料についてはルビを付けることと、視覚障害者については、事前に資料データをお渡しするなど障害に応じた対応に取り組みました。

はじめにDPI日本会議の崔栄繁から障害者差別解消法について、誕生から現在に至るまでの経過の説明と法律の課題について説明がありました。

マイクを持って講演する崔

参加者は50名という規模のせいか、会場からは講演の途中でも質問が出るほどの関心の高さがありました。

それは他でもない参加した方々が自分自身に関わる問題であるということと、実際に差別を体験した障害当事者も多くいるからなのだと感じました。

引き続いて、DPI日本会議の笠柳大輔からは差別事例の検討をするために、差別事例の分類方法を6名程度で構成する8のグループ分けをした参加者の方々に説明をしてもらいました。

各グループの進行役は、DPI北海道の関係者が担当し、発表者と記録は、グループ内の集会参加者にお願いしました。

グループワークの様子

限られた時間でしたが課題として示された7つの事例については、差別なのか?差別でないのか?を議論し、①直接差別、②間接差別、③関連差別、④合理的配慮を行わないこと(不提供)、⑤法律には該当しないが差別とおもわれること、⑥施策で行うべきこと(障害の理解を深めるための啓発や、バリアフリーやユニバーサルデザイン推進など施策で解決すべきこと)、⑦差別ではない、⑧ハラスメント、⑨虐待、⑩わからない/非該当のどれに該当するのかに分類し、その理由を考えるなどの作業を各グループで行いました。

実際の差別事例では、アパートの入居を何件も断られたり、障害者と分かったら対応が変わった、困っているときに周りの人が誰も助けてくれない等々がありました。

現在でもこのようなことがあるのかと改めて驚かれた方も少なからずいたようです。

知的障害当事者のグループ「ピープルファースト北海道」の方々も自分たちの差別体験の話をされていました。

最後に各グループから発表があり、差別事例についての検討した結果が発表され、崔さん、笠柳さんの双方からDPI日本会議としての見解とコメントをいただきましたが、参加者の皆さんが改めて気づくこと、また私たち主催者が各グループで検討した事項から新たに気づかされることもありました。

マイクを持って発言する笠柳

さらに各グループの発言に会場の参加者は自分たちのグループでの議論と比較することや自分たちの差別体験とも比較をされていたようです。

発言するDPI日本会議副議長の西村正樹

本当に時間はあっという間に経ったような感じで終わりましたが、これを契機に自分たちの周りにある差別について改めて考えてみることと、障害者差別解消法を身近に感じるとともに改正の必要性を考える良い機会となりました。

DPI北海道ブロック会議
議長 我妻 武

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