障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

台湾の自立生活運動についての勉強会 報告

2018年10月25日 地域生活国際協力/海外活動

10月13日、DPI日本会議常任委員会終了後、台北市新活力自立生活協会の林君潔さん(通称:リンちゃん)を招いて台湾の自立生活運動についての勉強会を行いました。
リンちゃんは以前、ダスキンの研修で数か月、日本に滞在しました。自立生活運動について学び、日本語を流暢に話されていてDPIのメンバーとも顔馴染みで和やかな雰囲気でした。

台湾は東京から3時間で障害者の人口は全体の5%だそうです。施設ではなく在宅で過ごしている障害者は97%と、数字上では非常に多いが実際の介助は、家族や個人の責任とされる場合が主で良いサービスを受けられているわけではないとのことでした。彼女自身も日本で自立生活運動を知るまで、台湾では「あれをしてはだめ、これをしてはだめ」と周りから言われ、本当に自由がなかったそうです。

そういった体験をされてきた中で、「ダスキンの研修で来日された際にさまざまな障害者と出会い介助を使いながら生活をしたり自立生活運動を学んだことで、人生が変わった!」と力強く言っておられる姿はとても印象的でした。中でも驚いたのは、自分よりも重度な障害者がとても綺麗におしゃれをしていたことだそうです。

研修を終えて台湾に帰ってからは、自立生活センターを立ち上げて介護保障や障害者権利条約の完全実施に向けて、地域で草の根の運動を続けており、2012年から少しずつ介助制度ができていたり、差別事例に対し、粘り強い裁判の末に勝訴したりして実績を積まれているとのことでした。
そういった活動の一方で自立生活センターのある地元の近隣住民とのつながりを大切にしておられる様子やご自身の住んでおられるマンションの入り口にスロープをつけるまでの地道なやり取りなどを教えていただきました。

▽台北市新活力自立生活協会ホームページ

台北市新活力自立生活協会のみなさん、中央の黄色いTシャツがリンちゃん
台北市新活力自立生活協会のみなさん、中央の黄色いTシャツがリンちゃん
(台北市新活力自立生活協会ホームページ掲載写真から)

その他に交通問題についてはかなり昔から取り組まれていたらしく、日本より進んでいる部分と日本と似た現状にある部分が混在している印象でした。そういったことも含めて現地がどのようになっているか一度自分の目で見に行きたいと、今回の勉強会を通して感じました。

下林 慶史(日本自立生活センター事務局長、DPI日本会議常任委員)


おまけ:勉強会の前日、台北市新活力自立生活協会のみなさんがDPIの事務所にいらっしゃいました。
勉強会の様子1
写真:勉強会の様子1

勉強会の様子2
写真:勉強会の様子2

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