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【傍聴ご支援・ご協力のお願い】
6/5(水)日本盲導犬協会に対し提訴をしている視覚障害女性へのご支援を!

2019年05月28日 権利擁護

公益財団法人日本盲導犬協会に勤務していた視覚障害のある女性Xさんが、同協会での勤務において、およそ3年間に渡り会議への出席の拒否、固定された位置のデスクを与えられないなどの精神的な苦痛を受け、尊厳を傷つけられたとして東京地裁に提訴しました。

DPI日本会議では2019年2月6日(水)、提訴後に開かれたXさんの記者会見に視覚障害当事者のメンバーが同席し、裁判の支援をする姿勢を表明しました。

第1回口頭弁論

4月12日(火)10時から、東京地裁527号法廷で第1回口頭弁論が行われました。

法廷では原告代理人よりXさんの意見が述べられたあと、Xさん自身が発言されました。

Xさんからは、まず裁判官に対して、収入の道を断たれた自分にとって請求する慰謝料を1,000万円とすることで負担しなければならない印紙代53,000円は、かなり金額が大きいが、それでも被告という最も視覚障がい者の立場を考えて運営されなければならない団体が、障がい者である自分に対して差別的な処遇を行い、合理的配慮も行わなかったということは重大な問題であり、この問題を被告や社会に真摯に考えてもらいたいという願いから請求額を1,000万円としたもので、決して思い付きで慰謝料を請求したわけではないという、真剣な思いが述べられました。

また、被告に対して「嘘をついて、真実をねじ曲げることはしないでください。嘘をつくことが本当に良いことなのか、よく考えてください」と力強く訴えました。

後から伺った話では、被告の答弁書は読むに堪えない、虚偽がちりばめられているそうです。

主張が真っ向から対立しているようですが、被告の書面は一段落しているとのことで、次回は答弁書等に対する原告の認否、事実や客観的な評価などの反論が述べられることになりました。

第2回口頭弁論は6月5日(水)午前10時から

次回、第2回口頭弁論は、6月5日(水)午前10時から、東京地方裁判所527号法廷(〒100-8920 東京都千代田区霞が関1丁目1-4)です。

裁判官は、証拠などのとても細かい部分もきちんと確認するなど、誠実に向き合っておられる印象でした。

冒頭、原告と盲導犬が動きやすいようにと、被告の場所と入れ替えるなどの合理的配慮もありました。

こうした配慮は、もっと多くの裁判所や公的機関でも広がってほしいです。

次回は原告側の応援で埋め尽くしたいと思います。皆さま、ぜひ傍聴支援のほど、よろしくお願いいたします!

▽視覚障がい者の元女性職員、日本盲導犬協会を提訴「差別的なあつかい受けた」(外部リンク:Yahooニュース、弁護士ドットコム)

DPI日本会議事務局

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