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傍聴報告:東京都障害者への理解促進及び差別解消のための条例制定に係る検討部会(第8回)

2017年12月07日 権利擁護

東京都障害者差別解消支援地域協議会下で今年3月から全9回開催の予定で行われてきた「障害者への理解促進及び差別解消のための条例」(以下、東京条例(仮称))制定に係る検討部会(以下、検討部会)も11月30日(木)に8回目を迎えました。

今回がパブリックコメント(以下、パブコメ)前の最後の開催ということで、主に①今での議論の振り返り、②パブコメの実施について、③パブコメで公表される条例の「構成概要」【たたき台】にについて議論が行われました。パプコメの実施時期は12月から来年1月」の見込みで、最終回の第9回(3月上旬頃開催か)にパブコメを踏まえてのまとめが報告される予定です。

■「義務」か「努力義務」か

事業者が提供するべき合理的配慮を「義務」とするか「努力義務」とするかを巡り、引き続き議論が行われました。秋山浩子委員(DPI日本会議)はじめ多くの委員が「義務」とするよう強く求めてきた一方で小規模企業などでは対応できない場合もあるため義務にされると困るという意見が事業者ヒアリング等で出ており努力義務にとどめてほしいという趣旨の発言をする委員もあり、座長の川内美彦さんは「百家争鳴状態」と表現していました。座長からは、義務であっても努力義務であっても「過重な負担」が除外されていることは同じであり、「義務」ではなく「努力義務とすべき」と主張する意見の人には誤解があるのではないか、との指摘がありました。

■パブコメ実施をめぐり・・・

また特に議論になったことは、東京都(事務局)から示された、条例の文章については、法令所管課との関係がありパブコメでは「構成概要」のみが発表されること、また、パブコメを踏まえた条文の最終案を部会の構成員で検討する予定は取れないと示されたことでした。後者について秋山委員から、「パブコメを出したけど、どうなるかはわからないということになってしまう。これだけ議論してきたのに、どれを結果として採用されるかが見えずに表に出てくるのかが残念なこと。条文を検討できる機会を設けてほしい」、「この時間でどうまとまっているのか、パブコメの時期が正しいのかの検討もしてほしい。形だけにしてほしくない」と強く要求する発言がありました。

■パブコメに意見反映しよう!

第8回の資料・議事録はまだ(12月7日時点)都のウェブサイトに掲載されていませんが、これまでの検討会の資料・議事録については以下を参照ください。
▽東京都保健福祉局のページ

パブコメの募集が始まりましたらこのウェブサイトでもご案内します。当事者の声を真に反映させ、全国に誇れるような東京都条例とするためにも、皆さんの声をぜひ届けましょう。

(事務局 鷺原由佳)

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