障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

【研修受け入れ報告】
韓国城南市障害者人権啓発センターの職員のパク・ユングンさん

2017年10月02日 お知らせ

9月28日、29日の二日間、全国社会福祉協議会の研修の一環として、韓国城南市障害者人権啓発センターの職員のパク・ユングンさんが、DPI日本会議の事務所に訪問されました。
パクさんが働いている障害者人権啓発センターは、市が運営している障害者のための相談機関で、障害者差別に関する差別に関する相談や啓発活動等を行っているそうです。センターには弁護士も所属しており、障害当事者も相談員として働いているとのことでした。

1日目は、まずDPI日本会議の概要に加え、権利擁護の取り組みや障害者権利擁護センターの活動について話をし、その後、DPI日本会議の財政状況、広報活動についてもお話をしました。パクさんは日本語を今年3月から勉強始めて、まだ漢字は読めないようですが、日本語での口頭のコミュニケーションはきちんとでき、わずか7ヶ月でここまで日本語がうまくなれるのかと驚きました。わからない所は私たちに1つ1つ聞いて、韓国語で意味を1つ1つ調べて、「学びたい!」という熱意を感じました。決算書を元に、韓国の障害者団体の財政状況を教えてもらうなど情報交換もし、こちらも大変勉強になりました。
研修の様子1

2日目の午前中はDPI日本会議副議長の中西由起子から、「国際的権利擁護団体としてのDPIの世界レベルでの活動」と題し、講義がありました。DPIがRI(リハビリテーション・インターナショナル)と同等に意見を言える国際団体として1981年に誕生したこと、国際団体としてのDPIの業績として社会モデルの推進やリハビリテーションの新しい定義づくりを行ってきたこと、クロスディスアビリティの実践、そして現在ではSDGsやアジア太平洋障害者の十年(2013年~2022年)にも積極的に関与していることなどが話されました。さらに、DPI日本会議の国際協力は、世界の障害を持つ仲間のエンパワメントを目的としていること、技術や知識を世界の仲間へ伝えることで途上国の障害者が世界の発展に貢献できる人的資源となるようにすること、また大規模災害時に被災者となった仲間への緊急支援なども紹介されました。パクさんからは、「DPI日本会議が国際的にも権利擁護の観点を重視していることがよくわかりました」といった発言がありました。
午後は、まず議長補佐の崔から差別解消法を中心に、日本の法制度、インクルーシブ教育について講義を行いました。事務局次長の白井からは、障害者権利条約を踏まえた制度の改善や、障害の種類や程度にかかわらず、ひとりひとりの障害者のニーズに応じた支援を受けて、障害のない他の者と平等な生活ができるようになるような制度の改善が重要であること、などが講義されました。
研修の様子2

研修の様子3

後半は事務局員の鷺原、浜島が講義をし、鷺原からは日本の精神障害者を取り巻く問題等について話がありました。パクさんからは「何か事件が起きて、犯人に精神科への通院歴があると殊更に騒ぎ立てるのは韓国も同じ。それによって『精神障害者は危険』といった誤解や偏見が助長されてしまいますね」との情報提供がありました。日本では精神保健福祉法「改正」案が廃案になったばかりですが、まだ問題は山積しています。国は違えど、精神障害があっても合理的配慮と日々の工夫などで、地域で働きながら自分らしく暮らしている精神障害者がいることを、実際に接することでパクさんに知ってもらいました。

夜は飲み会! DPI日本会議常連の居酒屋で、おしゃべりと美味しいお酒に酔いました。パクさんはおつまみの中でも特にローストビーフが気に入ったそう。楽しい時間はあっという間でした。パクさん、またDPI日本会議の事務所にも顔を見せてくださいね!
飲み会で記念写真

今後は八王子市のヒューマンケア協会でも研修を受けるそうです。これからの更なる活躍が楽しみですね。

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