障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

「バリアフリー映画祭inあいち」が開催されました

2017年09月22日 お知らせ

日本の障害者の優れた文化芸術の国際的評価を検証し発信するため多様な主催者がイベントを行う【全国巡回プロジェクト~見聞 2017 ジャパン×ナントプロジェクトの全貌~】の一環として、DPI日本会議主催「バリアフリー映画祭inあいち」が9月17日(日)名古屋国際センターNIC別棟ホールにて開催されました。

台風による荒天で交通機関の運休や遅延が多発する中、150名を超える皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。引き続き様々なイベントが全国各地で開催されておりますので、ぜひ全国巡回プロジェクト案内をご覧ください。

当日はまず、NPO法人全国地域生活支援ネットワーク事務局長の小田泰久さんから「ジャパン×ナントプロジェクト」について説明がありました。このプロジェクトは、日本の障害者の優れた文化芸術活動の成果を、世界的な文化芸術創造都市であるフランス・ナント市から全世界に発信すること、さらにその成果や今後の可能性を考察して発信することにより、障害者の優れた文化芸術活動の国内外への普及を促進することを目的としています。

会場に投影された「ジャパン×ナントプロジェクト」の字幕

上映されたバリアフリー映画「もうろうをいきる」は日本中の色々な地域で暮らす盲ろうの人たちの日常を追っています。上映前にプロデューサーの山上徹二郎さんからバリアフリー上映方法のUDCastの説明があり、また監督の西原孝至さんからは映画の作成背景の紹介がありました。盲ろうの人たちは「映像と音声で表現する映画にとって、これまで最も遠い存在だった人たち」との説明がありましたが、当日会場には盲ろうの方の姿がたくさんありました。また、本編に字幕があるほか、UDCastの音声ガイドを聞きながら、あるいは磁気ループを使用しながら鑑賞を楽しまれる方の姿もありました。(本映画は各地で上映されています。公式サイトをご覧ください)

UDキャストのPR

その後のシンポジウムには、映画プロデューサーの山上徹二郎さん、バリアフリー映画研究会の大河内直之さん、監督の西原孝至さん、盲ろう当事者の立場から橋本二郎さんが登壇されました。山上さんが司会となり、橋本さんからはご自身の障害について、大河内さんからはバリアフリー映画と今後の展望について、西原さんからは「もうろうをいきる」を撮影しながら考えていたことと完成した今思うことについてお話いただきました。
会場の様子
西原さんはお話の中で、「盲ろう者は人との繋がりの中で生きている。カメラとカメラの後ろの私たちも一緒に生きているという思いで撮影していた」と述べられました。大河内さんからは「この『もうろうをいきる』が盲ろう者のことを知ってもらう材料に」なればいいとの発言、また「見えない、聞こえない、意味がないと第三者が決めつけるものではない。ダメだったらその都度直していけばいい。一緒に映画というコンテンツに繋げていきたい」との意見がありました。さらに橋本さんからは「盲ろうの認知度が上がれば、初めて会う人でも接し方が違ってくるのではないか」という発言がありました。
たくさんの皆さまにご協力いただき開催することが出来た「バリアフリー映画祭inあいち」。『繋がり』という言葉を随所で聞くことができました。今後もこの『繋がり』を広めていきたいと思います。
皆さま、ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!
笑顔の辻さん
(主催者を代表してDPI日本会議事務局次長の辻直哉から挨拶)

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