障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

12月2日、3日 第6回DPI障害者政策討論集会報告

2018年01月18日 お知らせイベント

昨年12月2日、3日に開催いたしました第6回障害者政策討論集会には、慌ただしい年の瀬にも係わらずご参加、ご協力いただきまして誠にありがとうございました。
お陰様で全国各地から総勢150人にご参加をいただき、盛況のうちに開催することができました。

1日目の全体会Iにおきましては、「障害者権利条約の完全実施」に向けた活動報告として、「障害者権利条約の完全実施のためのパラレルレポート作成プロジェクト報告((公財)キリン福祉財団助成事業)」の報告と、ダスキン・ミドルグループ研修でニュージーランド視察に行ってきた斉藤新吾さん(つくば自立生活センターほにゃら事務局長)に、ニュージーランドの障害者施策の動向について報告して頂きました。

2日目午前の全体会IIでは、「相模原障害者殺傷事件、二度と繰り返さないために私たちは何をすべきか」をテーマに、熊谷晋一郎さん(東京大学先端科学技術研究センター准教授)から「暴力をなくすために」という題で基調報告を頂きました。その後、神奈川県で活動している鈴木治郎さん(神奈川県障害者自立生活支援センター)、小西勉さん(ピープルファースト横浜会長)、女性障害者の視点から藤原久美子さん(自立生活センター神戸Beすけっと事務局長、DPI女性障害者ネットワーク代表)から、ご自身の経験を元に様々な問題提起、現状のご報告を頂き、相模原障害者殺傷事件のような事件を二度と起こさないために、何をするべきなのか議論を行いました。

今の日本、世界には暴力がはびこっていますが、相模原障害者殺傷事件、俄かに表に出てきている全国各地の施設や事業所等での虐待事件、ひいては歴史上の汚点ともいうべき、国家が関与したと言われる強制不妊手術など、最も弱い立場の人たちへの卑劣極まりないこれらの暴力の根源が優生思想であること、そして優生思想への毅然とした取組みが私たちに当事者に問われていることを改めて認識させられました。

今回サブタイトルとしました「全てのいのちと尊厳が守られる社会に」は、私たちDPI日本会議がその存在理由を問われている根幹の課題であると認識しております。障害を持つ私たちも含め、多様な条件を持つ人たちが当たり前に命の営みを保障され、それぞれが思い描く人生を全うできる「差別や分断のない地域社会」を作ることこそがDPI日本会議の使命と考えるからです。
そのためには、この国の仕組みや法律、人々の認識や風土を変えていく地道な闘いを避けては通れません。これからも一層、戦略的かつ訴求力のある取組みを基本に、様々な団体と連携して使命の遂行に邁進していく所存です。どうぞ、今後ともDPI日本会議の活動、及び活動の一環であります障害者政策討論集会へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

平野 みどり(議長)

下記、それぞれ写真の下に、参加者の方・事務局から全体会、分科会の報告(ワード)を掲載しておりますので、是非ご覧下さい。


プログラム(敬称略)
▶▶1日目:12月2日(土)(13:00~16:30、受付開始:12:30)
▶全体会テーマ「パラレルレポート作成に向けて~障害者権利条約の完全実施のためのパラレルレポート作成プロジェクト報告~」

■基調報告「パラレルレポート作成の意義」  野村茂樹(弁護士)
■シンポジウム「パラレルレポート作成プロジェクトの報告と主要論点について」
シンポジスト
・崔栄繁(DPI日本会議議長補佐) 「一般的意見5(19条・地域生活)」
・一木玲子(大阪経済法科大学客員研究員.) 「一般的意見4(24条・教育)」
・臼井久実子(欠格条項をなくす会事務局長) 「一般的意見3(6条・障害女性)」
・佐藤 聡(DPI日本会議事務局長) 「一般的意見2(9条・アクセシビリティ)」
・池原毅和(弁護士) 「一般的意見1(12条・法的能力)」
○コーディネーター 尾上浩二(DPI日本会議副議長、内閣府障害者施策アドバイザー)
■報告「ニュージーランド視察報告(ダスキンミドルグループ研修)」
斉藤新吾(つくば自立生活センターほにゃら事務局長)

▽全体会1の報告、感想はこちら(ワード)(田丸敬一朗 DPI日本会議)

▶▶2日目:12月3日(日)(9:30~16:00 受付開始:9:00)
▶午前の部(9時30分~12時)
全体会「相模原障害者殺傷事件、二度と繰り返さないために私たちは何をすべきか」

■基調報告 熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授)
■パネルディスカッション
パネリスト
・鈴木治郎(神奈川県障害者自立生活支援センター)
・小西 勉(ピープルファースト会長)
・藤原 久美子(自立生活センター神戸Beすけっと事務局長、DPI女性障害者ネットワーク代表)
○コメンテーター 熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授)
○コーディネーター 崔 栄繁(DPI日本会議議長補佐)

▽全体会2の報告、感想はこちら(ワード)(杉田宏さん ピアサポートみえ)

●昼食休憩 12:00~13:00

▶午後の部(13:00~16:00)分科会
分科会1.地域生活「障害福祉サービスのアクセシビリティを考える~より使いやすい障害福祉サービスを目指して~」
○報告者  大津 昭夫(厚生労働省 社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課課長補佐)、白石 清春(あいえるの会理事長)、市川 裕美(自立生活センターSTEPえどがわコーディネーター)
○コメンテーター 山下 幸子(淑徳大学総合福祉学部社会福祉学科教授)
○コーディネーター 今村 登(DPI日本会議事務局次長、STEPえどがわ理事長)
○司会 辻田 奈々子(DPI日本会議常任委員、リアライズ)

▽地域生活報告、感想はこちら(ワード)(下林慶史さん 日本自立生活センター)

分科会2.雇用・労働「障害者の働く場の現状と課題~就労継続支援A型事業所を中心として~」
■報告「就労継続支援A型の現状と課題」:寺岡 潤(厚生労働省社会・援護局障害福祉課課長補佐)
■シンポジウム「障害者就労支援の現状と課題」
○シンポジスト:松井 亮輔(法政大学名誉教授)、高田 嘉敬(新生会理事長)、白杉 滋朗(企業組合ねっこの輪代表理事)、石田 長武(AJU自立の家わだちコンピュータハウス副所長)
○進行:西村 正樹(DPI日本会議副議長)

▽雇用労働報告、感想はこちら(ワード)(DPI日本会議 雇用労働部会)

分科会3.障害女性「優生保護法が心と身体に跡(のこ)したもの〜障害女性の視点から」
■基調報告:米津 知子(SOSHIREN女(わたし)のからだから/DPI女性障害者ネットワーク)
■パネルディスカッション
○パネリスト:佐藤 路子(仮名、優生手術被害者家族)、南雲 君江(DPI女性障害者ネットワーク)、川合 千那未(DPI女性障害者ネットワーク)
○全体司会:藤原 久美子(自立生活センター神戸Beすけっと事務局長、DPI女性障害者ネットワーク代表)

▽障害女性報告、感想はこちら(ワード)(松波めぐみさん 大阪市立大学ほか非常勤講師)

分科会4.国際協力「持続可能な開発目標(SDGs)達成と障害者の自立生活の実現」
■報告 「障害者権利条約19条自立生活と地域社会への包容に関する一般的意見(第5号)について」
○報告者:崔 栄繁(DPI日本会議議長補佐)
■海外の自立生活リーダーによる考察「障害者権利条約19条の一般的意見について」
○報告者:Judith Heumann(ジュディー・ヒューマン) (フォード財団上級研究員)、Dinah Radtke(ディナ・ラトゥケ)(DPI世界副議長)
■グループワーク「SDGsと自立生活の権利に関するグループワーク」

▽国際協力報告、感想はこちら(ワード)(田丸敬一朗 DPI日本会議)

 

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