障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

【UDタクシー】全国ハイヤー・タクシー連合会に要望書を提出しました。

2019年11月20日 バリアフリー要望・声明

昨日11月19日、全国ハイヤー・タクシー連合会の熊谷氏と面会し、今年10月30日に行ったUDタクシー全国一斉乗車運動の結果報告と「ユニバーサルデザインタクシーの適切な運用を求める要望書」を提出しました。

▽【ご報告】全国一斉行動!UDタクシー乗車運動アンケート集計結果について

今回の調査では地方での乗車拒否や電話オペレーターによる認識不足が多く見られたことから、地方での課題と改善策について確認したところ、地方での課題については①UD車両の導入台数が少なく運転手の経験が浅いこと②車両購入時に助成金を受けていない事業所はUD研修が必須でないこと、等があげられていました。今後は再び通達を出すとともに、積極的に研修を呼び掛けていくとの事でした。

また、現在はオペレーター向けのUD研修が行われていないことも課題の一つですが、年4回行われている講師養成講座を利用して参加した役員や運行管理者がオペレーターへフィードバックする等の周知活動を検討しているとの事です。また、UDタクシーの配車体制の構築を今後新たに取り組んでいくとの事でした。

今回の調査で具体的にあがっている乗車拒否事例については事実関係を確認の上、厳しく対処していくとの事でした。また、一方で好事例としてあがっている運転手や事業所に対しても評価できる仕組みを作り、優良ドライバーの表彰制度などを通してタクシー業界全体の士気を高めていきたいとおっしゃられていました。

利用者、運転手ともに快適に使えるUDタクシーとなるよう、今後も引き続き意見交換などを継続していきたいと思います。


2019年11月19日

一般社団法人
全国ハイヤー・タクシー連合会
会長 川鍋 一朗 様

ユニバーサルデザインタクシーの適切な運用を求める要望書

認定NPO法人DPI日本会議
議長 平野みどり

 障害の有無によって別け隔てのない共生社会の実現のために、誰もが利用できるタクシーの運用にご尽力いただきありがとうございます。

DPI日本会議では、2019年10月30日に全国一斉でユニバーサルデザインタクシー(以下UDタクシー)の乗車行動を実施しました。全国21都道府県で、延べ120名の車いすユーザーがUDタクシーに乗車を試みました。乗車拒否は全国平均27%で、特に地方で不適切な運用が目立ちました。都心部では、運転手の研修を繰り返し実施して車いすの乗降方法の理解が進み、接遇が改善されている事業者も多かった一方で、地方では、電動車いすはUDタクシーには乗車できない、車いすを乗せるには30分以上かかる、といった誤った情報があったり、車椅子の乗降方法を知らない、研修を受けていない、UDタクシーを指定した配車はできないという事業者が多くありました。

国土交通省は2018年11月に「ユニバーサルデザインタクシーによる運送の適切な実施について 」という通達を出し、車いす利用者の乗車拒否は道路運送法に違反する、UDタクシーの運転、予約、配車その他の業務に携わる者に研修を受講させること、定期的に研修を実施すること、UDタクシーを指定した予約・配車が可能となるようにサービスを充実させること等を求めてくださいましたが、今回の調査結果ではいずれも十分に改善されているとは言えない状況でした。

UDタクシーが急速に普及しているなかで、車いすユーザーも利用できるように、適切な運用がされるように、下記の取り組みをお願いします。

1. 乗車拒否のない適切な運用の徹底

車いすユーザーの乗車拒否は全国平均で27%、東京は21%、東京以外の地域では29%でした。事業者によっては運転手さんの接遇が改善され、対応が非常に良かったという声も多数ありましたので、事業者による格差が大きいようです。改めて、事業者に対して車いすユーザーの乗車を拒否することがないように、適切な運用の周知徹底をお願いします。

2. 実車を使った運転手の研修の徹底

実車を使った研修を受けたことがあると答えた運転手は85.5%でした。国は運転手への研修実施を条件に事業者に補助金を出していますが、研修を受けていない運転手さんもいます。また、一度研修を受けたけれど乗降方法を忘れてしまっている運転手さんも多数おりました。こういった運転手さんの場合は、車いすユーザーの乗車を拒否をしたり、結果的に乗車できなかったり、極端に乗車に時間がかかっていました。一方で、複数回練習をしているという運転手は4~5分でスムーズに乗車することが出来ました。実車を使った研修を繰り返し行うことによって、適切な運用が実現しています。ぜひとも、全国の事業者に対して、実車を使った運転手の研修の複数回の実施を、改めて周知徹底して下さい。

3. UDタクシーを指定した配車の実現

特に地方ではUDタクシーを指定した配車はできないという事例が多数ありました。これではせっかくUDタクシーが導入されても、車いすユーザーは利用できません。UDタクシーを指定した予約・配車ができるように事業者に改善を働きかけて下さい。

4. 誤った情報の改善

電動車いすは乗車できない、車いすの乗車には30分以上かかるといった誤った情報をいう事業者や運転手さんがいました。トヨタジャパンタクシーは、電動車いすも乗車可能です。さらに、乗降時間は、車いすの乗降方法を理解している運転手さんの場合は、4-5分程度でした。乗降方法を知らないために時間がかかっているのであり、正確な情報を広めることが必要です。

5. 不適切な対応をした事業者への改善指導

別紙に事業者名を記載した事例をまとめました。不適切な対応をした事業者に対し、改善するよう指導をして下さい。

以上

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