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活動内容
海外協力活動
DPI世界本部・DPIアジア太平洋ブロック事務局
日本からは引き続き中西正司アジア太平洋ブロック議長が、世界財務役員として世界のDPI運営に関わっている。7月のパナマでの世界評議会には欠席したが、1ヶ月に1度の電話会議では提言を行うなど、コミュニケーションの充実に努めてきた。アジア太平洋では、アジア太平洋ブロック事務局が、サオワラック事務局長の体制のもと広報にも力を入れ、活動も充実してきた。DPI日本会議はアジア太平洋ブロック事務局への資金援助を行っており、2月には、ベトナムで自立生活センターの立ち上げのためのセミナーを日本財団の助成を受けて実施した。啓発や女性や重度障害者をターゲットとした多くのプロジェクトが実施されている。
国内外での研修・協力事業
2008年5月に横浜でTICAD IV(アフリカ開発会議)が行われ、SAFOD(南部アフリカ障害者連合)事務局長のアレックス・ピリ氏が、主催者である日本政府の招待者の一人として来日した。DPI日本会議はアフリカ関連のNGOネットワークであるTNnetに加わり、彼の参加を可能にするとともに、3月にボツワナで行われたTICADフォローアップ閣僚会合にも出席し、障害当事者の立場から開発プロセスにおける機会均等を訴えられるよう助力した。
政府関係者の研修受け入れも相次いだ。4月にはキルギスの社会大臣がDPI日本会議を訪問し、日本の障害者運動の役割について聞き取りを行った。5月には日本財団からの委託事業として、ベトナム社会問題省副大臣一行に対し、ベトナムにおける障害者新法制定のための調査プログラムを実施し、DPI日本会議からは、草の根の当事者運動が果たしてきた役割を紹介することができた。昨年に引き続き7月には、韓国ソウル市の陽川(ヤンチョン)自立生活センターが主催するソウル市陽川区の区議会議員、陽川区福祉課長などの研修も受け入れた。また10月には、DPI日本会議のコーディネートのもと、韓国の国家機関である国家人権委員会の障害差別チーム(課)の課長等が参加する一週間の日本研修を行った。
8月にはJICAの委託による「アフリカ地域障害者地位向上コース」を実施した。5年間の南部アフリカ研修の実績のもとに開始された全アフリカ対象のコースも2年目となり、5カ国から5名が参加し、メインテーマである差別禁止法について研修した。4週間の国内研修と1週間のタイでの補完研修からなり、DPI日本会議のメンバーを講師として招聘し、公開セミナーや世界銀行の共催でのネット会議の開催など、関係者にもその恩恵が及び、かつアフリカの障害者問題への理解が深まるという成果もあった。
10月からは、ブラジル東北部レシフェ市で「ろう者組織の強化を通した非識字の障害者へのHIV/AIDS教育」を開始した。JICA草の根技術協力事業の枠で行われるこの事業は、DPI日本会議では初めて現地にスタッフを駐在させ、2011年9月まで実施される。日本の支援を受けた事業成果が、風に乗るように各地に広まってほしいという願いから、地元当事者たちの提案により「プロジェクト・たんぽぽ」という愛称が付けられた。ろう者組織を強化し、ピアサポートに基づいた障害当事者によるHIV/AIDS教育のモデルを構築していく。
毎年受け入れているダスキン研修では、4月にタイとフィリピン、9月に台湾からの研修生を迎え、2週間の研修を行った。