障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

シンガポール宣言

1981年12月4日

DPIは、全世界の障害者に対し、組織の統一と自らの人権確立の闘いを呼びかける。

全世界の障害者の皆さん――全世界に重い障害を背負った人達が五億人もいることをご存知ですか?

栄養不足というだけで重い障害者になっている人達が一億人もいることをご存知ですか?何百万という家族にこの悲惨な現実をもたらしているのが、農業分野の巨大企業や無関心な各国政府の非人間的政策であることを皆さんは知っていますか?私達は、そのことを知っています。私達とは、何でしょうか?

私達は障害者インターナショナル(DPI)です。11月30日から12月4日まで、このシンガポールの地において、私達は、第一回世界会議を開きました。50数か国から400人を超える代表が結集しました。そして、規約を採択し、憲章を承認し、宣言を発表し、世界評議会を選出しました。私達の要求の第一は、社会における完全参加と平等であり、その実現には、平等な権利と責任が必要です。サービス提供者が障害者の生活における決定を長年に亘って支配してきた歴史は終わらせなければなりません。私達は、自ら決定を下す権利を要求し、機会の平等化を主張します。

私達は、発展途上国に対しても、また先進国に対しても、重大な関心をもっています。私達は、この世界が直面している発展の不均衡の問題を認識しています。しかし、だからといってそうした問題を私達のニードに沿って資源を公平に配分することができないという口実に使うことは、認めるわけにはいきません。私達の独立に向けての投資は、各国政府にとって、健全な投資であります。人的資源の浪費は、終わらせることができるし、終わらせなければなりません。

世界の障害者の皆さん――私達と一緒に闘いましょう。完全参加と機会の平等化のために共に闘いましょう。浪費と破壊をもたらす政策、戦争と暴力の政策、貧困と栄養不足を固定化する政策を、共に糾弾しましょう。

障害を予防し、機会の平等化を推し進め、独立を達成する諸方策実現の要求を共にもりあげていこうではありませんか。

それぞれの国で国内会議を組織しましょう。障害者インターナショナルに参加しましょう。

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